歯と口の健康について

私はヘルパーステーションでヘルパーとしてご利用者様のお宅に訪問して働いています。

先日は町田市の歯科保健講習会に参加してきました。講師は東京都立心身障害者口腔保健センターのベテランの歯科衛生士さんです。口腔ケアの必要性、安全・快適・効果的なケアについて、入れ歯やうがいについて等の内容を実技をまじえて学びました。

口の機能や歯に問題があると、よく噛めない、むせる、家族と同じメニューが食べられない、から、意欲低下、低栄養、誤嚥性肺炎、全身状態の悪化等にまで進んでしまいます。

私たちは生まれてから死に至るその日まで口を使います。口の環境が良くあり続けるように、ケアを継続しなければなりません。

継続的なケアとは言っても、毎食ごとの歯磨き、うがい、マッサージ等の機能訓練、定期的な歯科受診と、そんなにむずかしいことではないです。特に、歯を失う原因の虫歯と歯周病予防には、歯磨きの時間の長さではなく、24時間に1度、プラーク＝細菌の塊を除去するのが大事なのだそうです。

ケアをするにあたっては、痛くない、気持ち良いと感じるケアで、体調に合わせておこないます。また、介助者が疲れない姿勢をとることも、ケアされる方が疲れないことになります。口腔ケアの方法やケア用具はたくさんありますので、必要に応じて調べて使っていただきたいと思います。

毎日を健康で食事をおいしくいただけるように、出来るところからやっていきましょう。

アロハヘルパーステーション　Ｉ．Ｓ．